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地政学リスク、BRICS(ブリックス)、ゴーイングコンサーン

地政学リスクとは?

地政学リスクとは、特定の地域における戦争や国際関係の緊張が経済に悪影響をもたらすリスクのことです。

米連邦準備理事会(FRB)が2002年9月の声明文に盛り込んで以来、市場で広く認識されるようになりました。

例えば、米国のイラク攻撃により原油価格が高騰し、これが金利上昇に繋がり、景気が更に悪化する、しかも、世界中のほとんどの国が中東の原油に依存している為に影響は世界的規模ということになります。

イラクから離れた日本といえども影響も厳しいものとなり、原油価格の高騰は、エネルギー価格や原材料価格の上昇をもたらします。

これが日本企業の設備投資意欲を更に抑制します。原材料価格が上昇すれば、紙・パルプ製品、繊維、化学製品、プラスチック製品等々といった多くの商品の卸売価格の上昇をもたらし、結果的には私たちの生活に直接影響を与える消費者物価にも反映されてきます。ガソリン価格は既にかなり上昇しています。

このように地政学リスクは、株式市場、債券市場、商品市場、為替市場すべてに影響を与えます。

これからの展開が予測不能なだけに、大きなリスク要因ということができます。国際社会は知恵を出し合い、紛争、テロの解決に全力を注いでいかなければなりません。

BRICs(ブリックス)とは?

BRICs(ブリックス)とはブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の4カ国の頭文字を並べたもので、台頭する新興大国を意味する造語です。

この国々は広大な国土、原油や鉄鉱石などの豊富な天然資源、労働力の源泉となる膨大な人口を持つのが共通点となっています。

国土面積ではロシアが世界1位、中国が3位、ブラジルが5位、インドが7位です。

人口は中国が約13億人で世界1位、インドが約10億5000万人で2位、ブラジルが5位、ロシアが7位です。BRICs4国だけで世界の人口の約45%を占めています。

BRICsは人口の増加、資本の増加、労働生産性の増加などを起因として経済成長を成し遂げ、2004年にはいずれも5-9%台の成長を果たすなど、近年では世界平均を上回る高水準の成長を記録している。今後はさらに資本蓄積・技術革新による生産性上昇なども見込まれ先進国から同諸国への輸出が拡大することが予想されます。

また、経済成長に伴い同諸国の為替レートが上昇傾向を辿ることも予想されます。

ロシアは天然資源に恵まれ石油、ガス、金属が輸出の約3分の2を占め、鉱工業生産の約3分の1を占めています。

インドは近年のソフトウェア産業での急成長をして、安価で豊富な労働力も持ちます。

中国はBRICs諸国のなかでも一番成長が期待されています。

かつて日本が1964年の東京オリンピックと1970年の大阪万博を経て経済大国の仲間入りをしたのと同様、中国も2008年の北京オリンピックと2010年の上海万博を経て経済大国へと期待されています。


ゴーイング・コンサーンとは?

ゴーイング・コンサーンとは企業が継続して事業活動を行うことを前提に期間配分等を行うという意味で用いられる企業会計の言葉です。
 
企業というものは永遠に継続するものゴーイング・コンサーン(going concern)であって、企業会計の対象となる企業は継続して存在しているものを
前提にするという考え方です。会計上における企業の評価は解散を前提にしないで行うことになります。

したがって、「継続企業の公準」の公準から導き出される会計原則や規則は、企業のすべての存続期間を一定の会計期間に区切り(通常は1年間)、その期間内に行われた経営活動や財務情報を報告します。

解散を前提としていないために、たとえば貸借対照表に記入される建物や機械類の評価額は、決算日の売却価額(時価)ではなく、購入したときの価額(取得原価)から減価償却費を差し引いた額で記入されるというルールが適用され、本来は売却処分価格を持たない無形固定資産(特許権、のれん代)に、会計上では資産価値を持たせているのも企業が継続するという前提に基づいています。

なお、この言葉は、企業は継続するという社会的使命・責任がある、という意味でも使われます。

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