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長期に掛ける金融商品である生命保険について

今回は、個人が長期に掛ける金融商品である生命保険についてみておきましょう。 

予定利率とは?

予定利率とは、終身生命保険、養老保険、確定給付型個人年金などを契約する際に、保険会社が約束する運用利率です。

貯金の金利のようなものです。

保険会社がこの予定利率より高い利率で運用できれば、その差益は契約者に配当として還元されます。

この予定利率よりも低い利率でしか運用できなければ、保険会社がその差額を穴埋めしなければなりません。

これがいわゆる逆ザヤとよばれるもので、バブル以降の保険会社破綻の原因となったものです。


生命保険はいくら必要なのでしょうか?

さて、生命保険の金額、すなわち自分が死んだときに残された遺族がもらえるお金はこれはいくら必要になるのでしょう?

独身の方なら、親の生活の面倒をみているのではない限り、特別必要にはならないでしょう。

親の生活の面倒をみていたり、配偶者や子供を扶養している人は、自分が死んだ後、残された遺族の生活にお金がいくら必要かを算出する必要があります。

まず、支出を計算します。

現在の生活費から自分の分を差し引いて、遺族のだいたいの生活費がわかりますね。

それに子供の教育費や進学費用を、子供が大学まで行くのか、高卒中卒で働くのかなどを考慮しながら、加えていきます。

賃貸住宅の人なら、配偶者やお子様は実家に身を寄せたら、家賃分は生活費が安くなりますし、住宅ローンを抱えている人なら、住宅ローン用の団体信用生命保険でローンはチャラにしてくれますね。

こういうことを加味しながら、遺族の総生活費を計算します。
まぁ、恐らく数千万から1億近い金額になると思います。

次に遺族の収入。

自分が死ねば遺族に遺族年金が入ります。
ここ、国内大手生保さんはあまり教えてくれないんです、残された遺族の生活費ばっかり強調して。故意かどうかは分からないのですが。

会社勤めの人なら退職金も出ますね。
会社によっては死亡見舞金みたいなのもあります。
これらの総収入を計算します。

そして、総生活費−総収入=足りないお金 です。
ちょっと工夫すれば、エクセルでちょちょいと計算できます。
この足りないお金のぶんを生命保険で補えばいいわけです。


終身生命保険とは?

終身生命保険とは、いつ死んでももらえる保険です。
貯蓄性アリと言われる所以です。

逆にいえば、生命保険会社は必ず支払い義務が生じるわけで、保険料は高いです。

銀行の預金の利息を同じような感覚で、予定利率というのがあって、契約終了までこの利率が約束されるはずでした。

バブル以前の契約は予定利率(=預金金利)が高いですね。
郵便局の定額貯金でも最長10年なのに、生命保険は死ぬまで何年でも預けられるのです。

バブル崩壊以降の運用難で、それだけの長期間、高金利を約束できるはずがありませんね。

今の低い予定利率では、貯蓄という意味ではあまり役に立ちません。
死ぬまで低金利で固定されてしまいますからね。

途中で運用状況が良くなれば、配当金というカタチでボーナスが出ますが、役に立つとすれば、節税対策、生命保険料控除くらいでしょうか。

でも、税金控除目当てに、わざわざ予定利率の低い保険に入るのは、本末転倒です。


定期生命保険とは?

定期生命保険とは、期限付きの死亡保険です。

予め定められた期日までに死ねば保険金がもらえますが、それより1日でも長生きすればビタ一文もらえない、掛け捨てタイプの保険です。
貯蓄性はありません。

期日の決め方は、10年とか20年とかの期間タイプと、55才までとか60才までの年齢タイプがあります。

貯蓄性がないぶん、保険料は終身生命保険と比較して遥かに安いです。


養老保険とは?

養老保険とは、定期生命保険と定期貯金をセットにしたような商品です。
5年とか10年とか、期間で契約します。

途中で死ねば、その時点で死亡保険金がもらえ、死ななくても満期になれば、死亡保険金と同額のお金がもらえます。

貯蓄性が非常に高いので、保険料も非常に高いですが、予定利率の高い時期だと、結構おトクです。

バブル前までは、貯金代わりに養老保険という人も多かったですね。

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